2020年度冬期(2020年12月~2021年3月)の水道凍結事故による保険金支払件数は10,409件、支払保険金は72.8億円

~保険金支払件数・支払保険金ともに前年度から大幅に増加~

 日本損害保険協会北海道支部(委員長:古賀 博之・三井住友海上火災保険株式会社 常務執行役員 北海道本部長) では2020年度冬期(2020年12月~2021年3月)に北海道内で発生した水道凍結事故による火災保険の支払件数・支払保険金にかかる実態調査を実施しました。
 本調査は2007年度から実施しており、今回が14回目となります。
 2020年度冬期の北海道における水道凍結事故による保険金支払件数は10,409件・72億8,551万円となり、前年度と比べて支払件数は約2.5倍、支払保険金は約3倍と大幅に増加いたしました。
 
 2020年度の水道凍結事故の特徴は以下のとおりです。

  • 例年にない年末年始の寒波で札幌圏における水道凍結事故が多かった。
  • 帯広・北見方面ではあまり凍結事故を見かけないが、この方面でも例年より多かった。
  • 企業系ではコロナの関係で店舗の営業時間が短くなったり休業期間が長くなったりで、建物自体が冷えて凍結しやすかったことも影響している。
  • 空家や空室等の居住していない部屋において、水抜きの不備もしくは水抜きを実施していたが水道元栓を閉めておらず、凍結破裂した水道管から漏水が発生するケースが多かった。

 詳細は以下のグラフをご確認ください。

更新:2021.11.22

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