埼玉県損害保険防犯連絡協議会総会を開催

埼玉県警などと連携を強化し、犯罪・不正請求の未然防止に努める

 埼玉県損害保険防犯連絡協議会(荒川 和昭 会長(損害保険ジャパン日本興亜株式会社 埼玉保険金サービス部長)では、2月20日(水)16時からさいたま市内で、2018年度埼玉県損害保険防犯連絡協議会総会を開催し、来賓・顧問・会員など44名の出席がありました。

 開会に際し、荒川会長から、虚偽申告による保険金詐欺事案等の検挙に対して関係各位に謝辞を伝えるとともに、「保険制度を悪用し、悪意をもって不正請求を行う者に対しては、毅然とした姿勢で対処していくことが、私ども損害保険会社に課せられた社会的使命と考えている。今後も県警本部ならびに関係各位のご協力を頂戴しながら、業界を挙げて、不正な請求を排除していきたい。」との挨拶がありました。

 また今年度の当協議会の活動報告に続けて、2018年に、交通事故で接骨院の通院日数を水増して請求し、保険金を騙し取った事件の検挙について、北関東支部委員会 川地 邦夫委員長(損害保険ジャパン日本興亜株式会社 埼玉業務部長 兼 千葉業務部長)から、埼玉県警察本部交通部交通捜査課 杉本達彦課長に対し、感謝状を贈呈しました。

 総会の最後には、埼玉県警察本部から、「暴力団情勢について」と「埼玉県内の交通事故の状況」について、 それぞれ講演がありました。その中で杉本交通捜査課長は「交通事故を絡めた犯罪の手段は、多様化・巧妙化・広域化・グループ化しており、保険会社の協力なしには、不正の撲滅には至らない」として、損保業界との連携による不正防止を訴えました。

 損害保険業界では、1979年から民事介入暴力対策および不正請求対策として、関連諸機関と連携を図り、健全な損害保険事業の運営を行うため、全国にこのような協議会を設けています。当協議会は1981年に設置され、当支部が事務局として運営しています。総会の概要は次の通りです。

平成30年度埼玉県損害保険防犯連絡協議会総会式次第

1.協議会会長挨拶
2.来賓・顧問紹介
3.来賓ご挨拶
4.活動報告
5.感謝状贈呈
6.決議文宣言
7.講   演
8.閉会の辞

(注)「北関東支部委員会」および「埼玉自動車損害サービス分科会」は、当支部の組織です。

開会挨拶をする荒川会長
感謝状の贈呈
全員で決議文宣言
杉本交通捜査課長による講演
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