2021.02.26

　一般社団法人 日本損害保険協会 南関東支部（委員長：山下　浩志（東京海上日動火災保険株式会社　関東業務支援部長））では、柔道整復師による保険金不正請求が依然として多発し、手口も巧妙化していることから、損害保険各社における取組み強化を図ることを目的に、「柔道整復師による保険金不正請求対策」をテーマに保険犯罪防止セミナーを開催いたしました。
　
　当日は、 和泉橋総合法律事務所　上原　城 弁護士 を講師に迎え、新型コロナ感染症防止策として密を避けつつ損保会館会議室で集合研修を開催すると同時に、Webでも同時配信を行い、南関東支部所管地域（東京都・神奈川県・千葉県・茨城県・山梨県）から、合計で約180名が参加しました。
セミナーでは、上原弁護士から、ケース・スタディーをもとに、事故受付段階での不正請求を見抜く着眼点、調査手法、面談の際の注意点、不正の証拠保全や訴訟提起後の対応、調査費用・弁護士費用等の判例など総合的な解説があり、損害調査担当者にとって実務に役立つ有益なセミナーとなりました。
　
　南関東支部では、保険制度の健全性と信頼性を揺るがす不正請求の防止に向け、不正請求排除を重点課題として取り組んでおり、今後も保険犯罪や不正請求の防止に向けて、各社・警察との連携の強化、セミナー等による知見の共有に努めてまいります。

【セミナーの概要】