モンゴルで自動車損害調査セミナーを開催
~損害調査・保険金支払いプロセスの改善を目指す現地業界関係者に助言、情報提供~

 日本損害保険協会(会長:西澤 敬二)は、3月7日(木)に、ウランバートルで「自動車保険損害調査セミナー」を開催しました。自動車の増加とともに保険金請求件数が増える中で、現行の煩雑な損害調査・保険金支払プロセスの改善を目指す現地業界関係者に、検討を進める上で参考となる助言、情報を提供しました。

 当協会は、モンゴル保険協会(Insurance Association of Mongolia(IAM))と、2018年5月25日に協力覚書を更新締結しましたが、これに基づき、同協会から、損害調査や、苦情・紛争対応、保険普及等について、支援要請がありました。今回のセミナーはこの要請を受けて開催したものです。

 セミナーには、モンゴルの損害保険会社等から約60名が参加しました。IAMのエルテンバータル協会長、バッチャルCEO、モンゴル保険研究所(Mongolian Insurance Institute)のジャハランソクト専務理事も参加して講義を熱心に聴講するとともに、参加者に、損害調査制度・実務改善の重要性を訴えました。

 セミナーを契機として、当協会に対して日本の制度・実務に関する情報提供が寄せられるなど、現地での検討が加速しています。

プログラム・講師等

1.「日本の自動車保険損害調査の経験」
・あいおいニッセイ同和損保社・損害サービス業務部課長 丸山 創 氏

2.「保険会社の設立したリサーチセンターの役割」
・自研センター・総務企画部担当課長 奥野 俊亮 氏

*損保協会国際企画部・宮崎担当課長が、IAM役員とともにモデレーター。

協会長らも熱心に聴講し、論議に参加。
セミナーは、制度・実務改善の検討を加速。
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