地震・防災フォーラム in よこはま
2017年度 地域防災力向上取組み in 神奈川

●日時:2018年2月17日(土)13:00~17:10
●会場:横浜市開港記念会館
●対象:横浜市内で「町の防災組織」(自主防災組織)で活躍する横浜市民等
●参加者数:約400名
●主催:横浜市、日本損害保険協会南関東支部 神奈川損保会

第1部「町の防災組織」事例発表会

・横浜市が2014年度から実施している防災・減災推進研修を受講した「町の防災組織」(4団体から)、地域における共助等の取組事例の発表

第2部「地震防災企画セミナー」

講演1「災害前に備えるべき自助・共助の取り組みとは」

●講師:室﨑 益輝氏(兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科長・教授)
●概要:自主防災組織やコミュニティー防災の活動等をもとに、自助と公助の限界を補完する共助の意義を確認することは大切である。

講演の様子(室﨑氏)

講演2「自助・共助の力としての『地震保険の機能と役割』」

●講師:篠田 正一 氏(神奈川損保会 会長 三井住友海上火災保険横浜支店長)
●概要:地震被害の経済的備えとして、「地震保険に関する法律」に基づく地震保険の補償内容について説明。

パネルディスカッション
「災害リスク世界一の大都市横浜、事前にこれだけは 備えなければならない未達の課題は?」

コーディネーター
 山﨑 登氏(国土舘大学 防災・救急救助総合研究所教授)

パネリスト
 室﨑 益輝氏(兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科長・教授)
 高橋 満氏(都筑区牛久保東町町内会総務部副部長 兼 町の組織総務班長)
 荒井 守氏(横浜市危機管理監)
 宇田川 智弘(日本損害保険協会 業務企画部長)

パネルディスカッションの様子

概要

○ドイツの再保険会社が「災害リスク世界一の都市は東京と横浜」としたことへの意見
○横浜市が行なう地域の防災力を高めるための取り組み、各地域における防災の取り組み
○地域の防災力の一層の向上を目的とした、日本損害保険協会の取り組み
○町の防災組織(自主防災組織)の一層の活性化等、横浜の災害リスク指数の減少策
○地域の復旧復興を促す住宅再建や生活再建を支える「地震保険」の重要性 等

最後に山﨑コーディネーターから次のまとめがあった。
・地震は突然起きることから、地震対策は全て事前に行なう必要がある。
・地震に対する損害を防止・軽減するためにも、住宅の耐震化、家具の固定、地震保険の加入、地域のコミュニティーの強化等の対策を速やかに行なっておく必要がある。

講師等の肩書きはイベント開催当時のものです。

更新:2018.10.16(業務企画部 啓発・教育・防災グループ)

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