この交差点は、四差路交差点で、形状は十字だが、主道路となる国道9号は車線数が多く、交差点の面積が大きい。このため、主道路の通行車両の実勢速度が速いほか、従道路側が斜めに交差している状況から、右左折時の角度が浅い方向は、速度が速い状態で右左折するため、その先の横断歩道等を横断中の歩行者・自転車と衝突し、重傷事故に発展することが多い。国道9号側は、山口市街へ通じる最も主要な幹線道路であるため、朝夕の通勤時間帯は交通量が急激に増し、渋滞が発生する。市道側の南方から交差点に進入する方向は、土曜・休日は山口県維新百年記念公園等を訪れた行楽客等が、特に夕方において帰宅が集中するため渋滞が発生する。

この交差点は、人身傷害の度合いが軽微な事故が多い。事故の多くは追突による軽微なものであるが、交差点での出会い頭事故等が発生した場合は、車両の実勢速度が早いため、重傷事故に発展する。右折時の対歩行者・自転車事故についても、比較的大きな交差点のため、右折時の速度が早いことから、負傷時の傷害の程度が大きい。
【追突事故の要因】
脇見運転や漫然とした運転をしていたため、前方車両の動きをよく見ていない。
【右折事故の要因】
右折時の減速が充分でなく、右折先の横断歩道等を進行している歩行者や自転車を避けきれず衝突する。
【右折車と直進車の事故の要因】
信号の変わり目などの無理な右折や、右折先の横断歩道等に気をとられたことにより、対向車線を直進してくる車両やバイクを見落として衝突する。
【出会い頭事故の要因】
一時停止や優先道路等の交通ルール・標識を守らず、相手の車両・バイク等と衝突する。