「防災・減災カレッジ」でBCP策定ワークショップを実施

~南海トラフ巨大地震などの自然災害に備える~

 日本損害保険協会中部支部(委員長:木村 岩雄・東京海上日動火災保険株式会社常務執行役員)では、8月19日(金)に名古屋大学減災館で「あいち防災協働社会推進協議会(会長:大村 秀章・愛知県知事)」主催の平成28年度防災人材育成研修「防災・減災カレッジ」の「企業防災コース」でBCP策定ワークショップを実施しました。当日は、愛知県内のBCP未策定企業の担当者など51名が参加し、BCP策定のポイントを学びました。

 はじめに、愛知県産業労働部中小企業金融課の長谷川 康征 主幹から、愛知県の中小企業のBCPについて説明がありました。
 その後、午前中は、東京海上日動火災保険株式会社愛知北支店の河内 浩樹 課長から、愛知県を取り巻く地震リスクやBCP策定のポイントについて解説がありました。
 午後は、各グループにファシリテーターが付いて、実践的な「机上地震災害シミュレーション」を通じて、地震発生後に生じる様々な課題への対応策をグループワークで考えることにより、本質的な対応方法を学びました。
 続いて、河内 浩樹 課長から、「あいちBCP策定シート」について解説があり、最後に、ケーススタディを通じて、取引先企業の重要業務や目標復旧時間の洗出しなどを行いました。

 受講後のアンケートでは、参加者の満足度が非常に高く、「BCP策定の必要性を痛感した」「机上地震災害シミュレーションが大変参考になった」「ワークショップで他の受講者の意見が大変参考になった」などの感想が寄せられました。

 当支部では、南海トラフ巨大地震に備えて、地域の防災力を高めるため、今後もこうした取組みを進めていきたいと考えています。

河内課長による説明
河内課長による解説
グループワーク 1
グループワーク 2
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