名古屋市で自動車盗難手口研究会を開催

実際に盗難被害にあった車を使用して、専門家が犯行手口を解説

 日本損害保険協会中部支部(委員長:中村 茂樹・損害保険ジャパン日本興亜株式会社常務執行役員中部本部長)は、2月6日(水)、名古屋市で、自動車盗難手口研究会を開催しました。本研究会は、最新の盗難手口を研究し、各種啓発や防犯対策に活かすため、2016年度から継続して実施しています。当日は、損保各社、愛知県警察などから、23名が出席しました。

 2018年の愛知県の自動車盗難認知件数は839件と前年比で25.6%減少しましたが、全国ワースト4位で、依然として年間1,000件近くの盗難が発生しており決して安心できる状況にはありません。
 2018年、愛知県では、プリウス、ランドクルーザー、レクサスRXの3車種に被害が集中しました。これは窃盗グループが特定の車種を狙って犯行を繰り返していることによるものと考えられています。

 本研究会では、実際に盗難被害にあったプリウスやランドクルーザー等を使用して、専門家による犯行手口の解説がありました。出席者は、初めて聞く話に熱心に耳を傾けていました。
 また、会場には、部品取りされて放置された盗難車や証拠隠滅のために車体番号が改ざんされた盗難車が展示され、熱心に盗難車をのぞきこむ出席者も多く見受けられました。

 当支部は、愛知県内の自動車盗難の撲滅に向けて、今後もこうした取組みを進めてまいります。

専門家による犯行手口の解説 -1-
専門家による犯行手口の解説 -2-
部品取りされて放置された盗難車-1-
部品取りされて放置された盗難車-2-
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