反射材付き用水路等転落事故防止チラシを作成

転落事故が発生した地域のショッピングセンターで啓発活動を実施

 日本損害保険協会中国支部(委員長:鳥羽 俊夫・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 常務執行役員)では、反射材付き用水路等転落事故防止チラシを作成し、12月10日(火)に、岡山県警察本部において同チラシの贈呈式が開催されました。

 岡山県内で高齢者が死亡した自転車による自損事故の91.3%が用水路等への転落事故で、その用水路等への転落事故の内、61.9%が岡山市内で発生しています(2014年~2018年。岡山県警察本部調べ)。このような深刻な状況を踏まえ、高齢者の自転車乗車中の用水路等への転落事故を防止するため、当支部では岡山県警察および岡山県交通安全協会と連携して、本件チラシを作成することといたしました。
 本件チラシの表面には転落事故を防ぐための4つのポイント(1.お酒を飲んだら自転車に乗らない!2.重い荷物や大きい荷物をかごに載せない!3.蓋の無い用水路の近くでは自転車を押して歩く!4.夜間は特に注意!)を記載するとともに、夕暮れや夜間における高齢者の歩行中の事故も多発していることから反射材を添付し、本件チラシの裏面に事故発生マップや事故防止のため反射材が効果的であることを記載しています。

 贈呈式では、当支部 岡山損保会 若狭 真裕 会長(あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 岡山支店長)から、岡山県警察本部 西村 隆男 交通部長に目録を手渡しました。次いで、西村 隆男 交通部長から、「用水路等転落防止に特化したチラシの作成は岡山県で初めての取組みであり、感謝申し上げる。本件チラシを有効活用して、高齢者の事故防止に取り組んでまいりたい」と当協会の高齢者事故防止に関する取組みに対し謝辞が述べられました。

 贈呈式終了後には、2019年11月に、自転車乗車中の高齢者による用水路等転落死亡事故が発生した岡山市東区のショッピングセンターで啓発活動を実施しました。自転車で買い物に訪れた高齢者に本件チラシを渡して用水路等転落事故の状況および防止のポイントを説明した上、本件チラシに添付されている反射材を靴やカバンに貼り付けてもらい、事故防止を訴えました。

 当協会では、交通事故防止の取組み推進し、引き続き安全・安心な社会の実現のために貢献していきます。

若狭会長(左)から西村交通部長に目録贈呈-1-
若狭会長(左)から西村交通部長に目録贈呈-2-
懇談の様子
反射材付き用水路等転落事故防止チラシ
啓発活動の様子-1
啓発活動の様子-2-
啓発活動の様子-3-
高齢者の転落死亡事故が発生した用水路
(事故後に反射板を設置)

反射材付き用水路等転落事故防止チラシ

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