エゾシカとの衝突事故防止啓発ポスターを作成
~2020年は、3,511件と過去最多。特に事故が多発する10月~11月に注意喚起~

 日本損害保険協会北海道支部(委員長:古賀 博之・三井住友海上火災保険株式会社 常務執行役員 北海道本部長)では、北海道庁・北海道警察本部・国土交通省北海道開発局等と連携し、北海道内で多発しているエゾシカと自動車との衝突事故防止を呼びかけるための啓発ポスターを作成しました。

 北海道警察本部の資料によると、エゾシカと自動車との衝突事故が2020年には3,511件発生しており、同本部が調査を開始した2004年以降で最多となりました。エゾシカの成獣に衝突すると車両が大きな損傷を被るばかりでなく、ドライバーや同乗者が負傷する場合があります、また、衝突を避けようと急ハンドルを切るなどして、さらに大きな事故に発展する可能性もあり、注意が必要です。

 ポスターは、エゾシカとの衝突事故の約4割が10月~11月の2ヶ月間に集中しており、発生時間帯が日没以降であることを踏まえ、特に夕方以降、エゾシカの急な飛び出しに備えてスピードを落として前方に注意することを呼びかける内容としています。また、エゾシカの習性である、群れで移動すること、道路上で動きが止まること、道路では滑りやすいことなどを踏まえ、エゾシカとの衝突事故を避けるポイントをイラストを使用してわかりやすく紹介しています。
 また、今年度は啓発意識の向上を目指し、エゾシカのイラストの実写への差し替え、市町村別エゾシカとの衝突事故トップ5の表の掲載を行いました。

 ポスターは「道の駅」114か所や高速道路サービスエリア10か所での掲示を予定しており、これらの啓発活動を通じてドライバーにエゾシカとの衝突事故防止を呼びかけていきます。

 当支部では引き続き、損害保険会社・代理店や関係機関等との連携を強化しながらエゾシカとの衝突事故防止に向けた啓発活動を実施していきます。

啓発ポスター
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