富山県損害保険防犯対策協議会総会を開催

顧問が保険金詐欺事件の傾向と実態について講演

 富山県損害保険防犯対策協議会(会長:藤野 修・損害保険ジャパン日本興亜株式会社 富山支店長)は、11月12日(月)14時から、富山市の富山県民会館で、第36回総会を開催し、来賓・会員など31名が出席しました。

 総会の開会にあたり、藤野会長は挨拶の中で、「あらゆる不正は断固排除するという毅然たる態度で日常業務に取り組むとともに、損害保険各社、共済ならびに警察等と情報を交換し、共有化していくことが重要である。」と述べました。

 顧問である富山県警察本部 舘谷交通部長からは、「今年は県内の交通事故発生件数は減少しているものの、全体の死者数と高齢者死者数は増加している。交通安全、保険金詐欺対策および暴力団排除に損保会社のご協力をお願いしたい。」と挨拶がありました。

 富山県警察本部 交通事故事件捜査室 宮川室長の講演では「当たり屋が自転車でPCを乗せ工事現場付近のタクシーを狙ってPCが壊れたとして弁償を要求した事案、偽装事故を起こし接骨院と結託して主婦休損を狙った事案、暴力団が指南して家族・知人ぐるみで追突事故を作出させ、架空会社の休業損害を請求した事案が紹介され、保険金詐欺の撲滅には損保との連携が不可欠である。中には、事件にならないものもあるが、情報連携をお願いしたい」との説明がありました。

 損害保険業界では、1979年から民事介入暴力対策および不正請求対策として、関連諸機関と連携を図り、健全な損害保険事業の運営を行うため全国にこのような協議会を設けています。当協議会は1981年5月に設置され、当支部が事務局として運営しています。総会の概要は次のとおりです。

富山県損害保険防犯対策協議会第36回総会 次第

1.開会の辞
2.会長挨拶
3.顧問挨拶
4.来賓ご紹介
5.来賓ご挨拶
6.活動報告
7.講演
8.決議文発表
9.閉会の辞
藤野会長
舘谷交通部長
松浦理財課長
宮川交通事故事件捜査室長
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