熊本県天草市へ軽消防自動車を寄贈

横浦島に4台目の寄贈、離島の自主消防力・防災力の強化に貢献

 日本損害保険協会九州支部(委員長:柴崎 博子・東京海上日動火災保険株式会社 常務執行役員)では、2016年度に全国の離島へ寄贈する軽消防自動車(※)7台のうち1台が熊本県天草市(横浦島)に配備されることから、全国の離島を代表し、2月2日(木)に熊本県天草市横浦島で軽消防自動車の寄贈式を行い、当協会 堀 政良 専務理事から天草市 中村 五木 市長に目録を贈呈しました。

 堀 専務理事は「損害保険業界では、迅速な保険金のお支払いはもちろんのこと、自然災害への取組みを重点課題と位置付け、防災事業を実施してきており、軽消防自動車の寄贈もこの一環である。今回、寄贈する軽消防自動車が島の皆様の安心と防災力向上に役立つことを願っている。」と述べました。
 中村市長は「島の道路は道幅が狭いところが多いので、軽消防自動車により機動力を確保できる。大切に活用していきたい。」と謝辞を述べました。
 熊本県天草市横浦島への消防資機材の寄贈は、今回分を含めて4台、市町村合併前を含めて天草市全体では、11台となりました。

 離島は、火災が発生した場合に地理的条件から近隣地域の支援を得ることが難しく、被害が拡大する恐れがあることから、自主消防力の強化・拡充に貢献するため、これまで軽消防自動車などの消防資機材を寄贈しています。
 寄贈した軽消防自動車は、軽四輪駆動車をベースとしており、狭い道路や悪路での走行に向いているため、火災発生時に機動性を発揮します。また、高性能で取扱いやすい小型動力消防ポンプを搭載しており、迅速な消火活動への貢献が期待されます。

<寄贈車両と寄贈式出席者>
(左から)堀専務理事、天草市長 中村氏、消防庁審議官 猿渡氏
堀専務理事の寄贈挨拶
堀専務理事への地元TVインタビュー

(※)軽消防自動車の寄贈事業

  • 2016年度は、全国10市町村(離島を除く)および離島7市町村に小型動力ポンプ付軽消防自動車17台を寄贈。
  • 全国の消防力の強化・拡充に協力するため、今年度寄贈分を含め、1952年度から全国の市区町村に消防車を2,702台、1982年度から離島に軽消防自動車などの消防資機材を710台(軽消防自動車193台、小型動力ポンプ517台)寄贈。寄贈累計は3,412台(消防車2,895台、小型動力ポンプ517台)。
サイト内検索