台風9号の沖縄県内の保険金支払調査結果

~1,535件、4億7,900万円の支払い~

 日本損害保険協会沖縄支部(委員長:濱田 剛・大同火災海上保険株式会社 専務取締役)では、7月9日(木)から10日(金)にかけて沖縄本島地方や先島諸島を暴風域に巻き込んだ台風9号(注)による沖縄県における保険金支払調査を行いました。
 火災保険や自動車保険などを合わせた保険金支払件数は1,535件、支払額(見込み含む)は、4億7,900万円(2015年7月末現在)でした。
 保険に加入していないケースを含めると、実際の被害額はこれよりも多くなります。当支部では、保険の更なる普及を図っていきます。
 なお、過去に調査した沖縄県内の台風被害での保険金支払件数および支払額は下記をご参照ください。
(注)台風9号は、丸1日以上暴風が続き、7月10日(金)午前1時5分に南城市糸数で最大瞬間風速49.9メートルを観測、大雨・洪水警報が発表された。

台風9号による沖縄県内の保険金支払件数および支払額(見込額):沖縄支部調べ。

 

火 災 保 険

自 動 車 保 険

その他

合 計

件 数

支払保険金

件 数

支払保険金

件 数

支払保険金

件 数

支払保険金

2015年
台風9号

一次
調査

1,144件

42,492万円

360件

4,423万円

31件

985万円

1,535件

4億7,900万円

過去に調査した沖縄県内の台風被害での保険金支払件数および支払額(見込額):沖縄支部調べ。

 

火 災 保 険

自 動 車 保 険

その他

合 計

件 数

支払保険金

件 数

支払保険金

件 数

支払保険金

件 数

支払保険金

2012年
台風17号

注1

9,966件

853,004万円

5,684件

137,466万円

318件

25,594万円

15,968件

101億6,064万円

2003年
台風14号

注2

1,295件

319,569万円

358件

7,825万円

100件

30,476万円

1,753件

35億7,870万円

2002年
台風16号

注3

2,972件

265,633万円

841件

13,531万円

471件

30,994万円

4,284件

31億 158万円

2014年
台風8号

注4

5,164件

260,953万円

1,166件

26,391万円

188件

7,268万円

6,518件

29億4,612万円

2011年
台風 2号

注5

4,220件

234,640万円

2,516件

43,950万円

222件

10,412万円

6,958件

28億9,002万円

1999年
台風18号

注6

2,008件

189,503万円

617件

14,300万円

446件

30,395万円

3,071件

23億4,198万円

2011年
台風 9号

注7

3,492件

203,258万円

1,190件

18,500万円

133件

6,675万円

4,815件

22億8,433万円

注1.2012年9月29日、那覇市で最大瞬間風速61.2メートルという那覇市での観測史上3位の風速を記録し、本島全域にわたり広範囲で被害が発生。沖縄県内では過去最大となる101億6,064万円(1万5,968件)の保険金支払い。
注2.2003年9月11日、宮古島に上陸。最大瞬間風速74.1メートルを記録、同島に甚大な被害を与えた。
注3.2002年9月4日~9月7日、沖縄県を来襲。
注4.2014年7月8日、沖縄本島地方、久米島地方、先島諸島を暴風域に巻き込み甚大な被害をもたらした。
注5.2011年5月27日~5月29日、沖縄県を来襲。那覇市で最大瞬間風速55.3メートルという強風により住宅や事業施設の屋根やガラスが破損、風雨による内部造作、什器、商品、家財に多数被害が発生。
注6.1999年9月下旬襲来。全国で合計3,147億円の保険金支払(歴代第3位)。沖縄県では復帰後最大の被害となった。自動車保険は1999年10月29日の集計、火災・新種保険は1999年12月31日の集計。
注7.2011年8月4日~8月6日、沖縄本島が45時間暴風雨となり、那覇空港では多くの観光客が足止めされた。

サイト内検索