この交差点は、四差路交差点で形状は十字だが、交差する道路は双方とも車線数が多いため、交差点の面積が大きい。東西道路が、西から東にかけて緩やかな下り坂となっている。交差点北西角に信号灯火に左右されず通行出来る左折専用レーンが設置されている。東進及び西進は片側2車線となっており、いずれも右折レーンが設置されている。東方に工業地帯があり、朝夕は特に交差点東へ延びる国道55号バイパスの交通量が多い。

この交差点は、人身傷害の度合いが軽微な事故が多い。発生件数は前年と同数であった。追突事故が5件と半数以上を占めた。
【追突事故の要因】
前車に続いて停止中に他の車両に気を取られ、前方の安全確認を怠り発進したため、未だ停止中の前車に追突した。
前車に追従中考え事をして停止した前車の発見が遅れ追突した。
左折可の道路を前車に追従して一旦停止後、前車は発進したものと軽信し、右方の安全確認に気を取られ前方の安全確認を怠って発進したため、停止中の前車に気付かず追突した。
前車に追従中、他の車両に脇見したため、停止した前車の発見が遅れ追突した。
【左折事故の要因】
路外施設に左折する際、左方の安全確認に気を取られ、後方の安全確認を怠って左折したため、左後方を進行中の二輪車に気付かず衝突した。
交差点を左折する際、横断歩道上の安全確認を怠って左折したため、二段階右折に従わずに横断歩道上を進行中の原付車の発見が遅れ衝突した。
【その他の事故の要因】
交差点を転回する際、対向車線に乗用車を認めたが、先に転回出来るものと軽信し、動静注視を怠って転回したため、相手車両と衝突した。