保険基本原則(ICP)・国際的に活動する保険グループの監督のための共通の枠組み(ComFrame)

 保険基本原則(ICP)は、保険セクターの健全性を促進し、適切に保険契約者を保護するために必要な保険監督にあたっての基本原則などを定めた、保険監督者国際機構(IAIS)の監督文書です。ICPはあらゆる保険グループおよび保険会社を対象としています。

 国際的に活動する保険グループの監督のための共通の枠組み(ComFrame)は、ICPの内容を拡張して、定性的・定量的な観点から国際的に活動する保険グループ(IAIGs)に対する追加的な監督要件等を示す枠組みです。IAIGsは、「国際的な活動」および「事業規模」に係る選定基準に基づいて、グループワイド監督者によって選定されています。

 ICPとComFrameは別々に策定が進められていましたが、2019年11月に、ICPの中にIAIGsのみに適用するComFrameの要件を追加する形式で、両者を統合した改定版が採択されました。

 IAISのメンバー(監督当局)には、各保険会社におけるリスクの属性、保険契約者にもたらしうるリスクの状況、市場環境などを踏まえた、比例的で柔軟な対応を求める「プロポーショナリティの原則」に基づいて、ICP・ComFrameに則った監督制度を実施することが推奨されています。

 世界銀行およびIMF(国際通貨基金)のFSAP(金融セクター評価プログラム)では、評価対象国の保険監督制度が国際的な水準を満たしているかを評価する際、ICPを基準として使用しています。また、IAISは各国でのComFrameの実施の支援および実施状況の評価を進めることを予定しています。

 一般社団法人日本損害保険協会(当協会)では、ICP・ComFrameの日本語訳を作成し、日本国内での理解促進に貢献すべく、ホームページにて公表しています。

 当該翻訳文書の日本語部分の著作権は、当協会が有しており、当協会で使用することを目的に作成しているため、IAISの公式な翻訳文書ではありません。また、英語部分は当協会にてIAISの原文(2019年11月版)を転記したものであり、当該翻訳文書および転記された英語部分を利用することにより発生するいかなる損害やトラブル等に関して、当協会は一切の責任を負いません。

IAIS ICP・ComFrameの日本語訳(6.38MB)

損保協会の提出意見

過去に損保協会が提出した意見については、以下をご覧ください。

更新:2023.03.04(経営企画部 国際業務室)

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