この交差点は、国道17号大宮バイパスと県道さいたまふじみ野所沢線が交差する四差路交差点である。形状は十字だが、交差する道路は双方とも車線数が多いため、交差点が広い。国道は右折車線のある間口4車線の道路で、中央分離帯により上下線が分離されている。国道を横断する場合、北側には自転車横断帯および横断歩道橋が設置されているが、南側は自転車横断帯のみである。国道は車両の通行が恒常的に多く、県道は高校生等の自転車利用者の通行が多い。国道は昼夜を問わず大型貨物車の通行が多い。国道を横断する際に、歩道橋の設置が北側のみであることから、南側の自転車横断帯を歩行者が横断しているケースが散見される。

この交差点は、軽傷事故が10件発生している。第一当事者の年代は、すべて64歳以下となっている。

【追突事故】
要因：脇見や考え事等、前方注視を怠って運転したことによる。
予防方策：運転に集中し、前車との十分な車間距離を保持する。

【右折車と直進車の事故】
要因：右折するにあたり、対向車線の安全確認が不十分であったことによる。
予防方策：対向車線を走行する車両は速度感覚が取りづらく、また、二輪車や自転車は車の死角から進行することもあることから、自分の進路の安全を確認しながら右折する。

【左折事故】
要因：左折した先の道路の安全確認が不十分であったことによる。
予防方策：左折する際は、十分に減速して、左後方をよく確認するとともに、左折先の横断歩行者や自転車の有無を必ず確認する。